こんにちは! 去年12月に初段の審査を受けた山崎です。
私は中学生から合気道を始めました。最初は付きっきりで指導員・幹事の方が優しく・丁寧に教えて下さりました。しかし、いざ様々な会員と稽古をすると先生以外ほとんどの方が型に関するヒントさえ教えてくれず、冷たい印象を受けました。温かく教えて下さった指導員・幹事の方も無言に近い状態でした、、。
「なんか周りの会員の雰囲気は良くないし、型の稽古の繰り返しで面白くないから最悪辞めようか」と心の中で思っていました。
しかし、初めて師範稽古に参加した時、衝撃を受けます。70歳に近い師範が自分よりもはるかに体が大きく力がある人をポーンと投げ飛ばしました(・o・)。 投げ終わると、師範は「力を抜く」ことを常におっしゃっています。師範の言葉を伺い、それまで思っていた合気道の見方が変わりました。中学生の私は師範の動きを見様見真似で稽古するのが楽しくて、その動きに近づくためには基礎となる型を覚えないといけないと自分なりに解釈し、日々の稽古に熱を入れました。(おかげさまで辞めることはなかったです。)
昔はつまらなかった型の稽古にも面白さを知り、約8年。先月の審査後、道友会幹事のOさんに「もし初段になったら、合気道の型に関して聞きづらくなりますね」と相談しました。その方は「初段は通過点で、やっとスタートラインに立ったんだ。白帯の人から尋ねられる立場かもしれないけど、白帯の人から学ぶことが多くて、へこむこともある。」とおっしゃっていました。
ふと「あの時の疑問」に光が差しました。周りが冷たく見えた理由。それは初心者の私がどのように先輩方との稽古で対応するのか、分析や新たな発見を得るために「あえて」何も言わなかったのかなと最近思うようになりました。
もし黒帯や袴を身に着けられるなら、外見は超かっこいいでしょう。一方で昇段したからといってもまだまだ未熟者です。これから私は初心者の方が持つ合気道に染まっていない感性を参考にしつつ、師範・先生・黒帯修得した方々が実践されている合気道をどんどん盗んでいきたいと思っています!
今後ともよろしくお願いいたします(^^)