いよいよ4月から稽古が再開されます。
稽古が中断している期間、ストレッチと一人稽古に勤しんで来ました。
駐車場で木剣を持ち素振りをしているとき目の前に師範や稽古相手が浮かびます。相手が私をどう捌いていたかを思い出しながらゆっくり振り下ろします。1年もやっているとずいぶん剣を振る体の状態が変わってきました。5級の基本技についても、考え方や使い方が全然違っているように感じます。
今年に入り、師範とお話する機会が有ったのですが、体の使い方についてお話いただきました。なぜか、私にではなく私の12歳の娘(稽古はしていません)に話していたのが印象的でしたが。この期間で掴まえたこととほぼ同じことのように思え、もっと早くに教えてくれれば、ずいぶん遠回りしたなぁ。と感じながらも、単なる知識で無く、自得することが大切なんだとも感じました。たぶん前の自分では意味がわからなかったかもしれません。
普段の稽古で、淡々と動いているだけでも経験を積めば、充分上達するとおもいますが、私自身は、もうこれ以上うまくなれないな。自分の限界かな。と感じていました。ところが一人稽古を続けているうちに、まだ伸び代がある様に思えてきました。他の道場にちょっとだけお邪魔したときに(幹事に怒られるかな?)、それは確信へと変わっていきました。見える景色がまるで違いました。
そんな訳で、このコロナの状態でも、私にとっては必要で有意義な時間だったように思えてなりません。
稽古再開で道場の仲間と会えることを、一緒に稽古できることを楽しみにしています。