3年前に頂いた六段位。もう既に取ったことも忘れそうになっていましたが(笑)、コロナ禍が下火になり、皆さんには覚えていていただき、お祝いの席を設けていただきました。
宴席でのご挨拶で、子どもに主役を取られてしまい(そちらの方が笑顔が多くてよかったのですが)、挨拶というよりお笑いになっていましたので、こちらでお礼申し上げます。
私が船橋合氣道道友会の門を叩いてから、30年以上が経ちました。道友会で”生え抜き”としては最古参になりました。それも船橋合氣道道友会を去ってしまった方、戻って来てくれた方、現在稽古している方すべての方々によって紡がれ、切れずにつながった稽古場としての会があったからです。充実した稽古が続けてこられたのも皆様のお陰です。
道友会の門を叩いた時。恩師である、遠藤師範、常野先生は48歳、清水先生は33歳、ちなみに私は19歳でした。出会った頃の遠藤師範、常野先生の歳。48歳で、あの頃の先生方に全く及んではおりませんが、六段という段位をいただきました。本部では師範と呼ばれる段位です。別に師範どうこうはどうでも良いと思っていますが、ある方に『これからも見ていますね。』と言われました。その方は軽い気持ちでおっしゃったとは思いますが、私は『そうか、見られているんだ。』ということにとても衝撃を受けました。これが師範という呼称の意味なのかなと今は思っています。自分がしていることを見られている。そのことを自覚して、せめて恥ずかしくない振る舞いと稽古を精進してゆきたいと思います。
最後に、遠藤師範、清水先生、常野先生をはじめ船橋合氣道道友会に関わっていただいた全ての方に感謝し、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
福盛 一隆