11月23日に、演武会・講習会を開催したしました。常野会長の挨拶を掲載いたします。
「会場にお集まりの皆さん、本日は何かとお忙しい中お越しいただきまして誠にありがとうございます。会員一同に成り代わりまして厚くお礼申し上げます。
ここ数年来、正確には4年になると思うのですが、新型コロナウィルスの世界中の蔓延によりまして、合気道の自由な活動や行動が極端に制限され先の見えない不安定な状態が長期間続いていたのですが、それが本年の3月13日、日本政府のガイドラインの見直しの発表により、不自由だった行動の枠組みが大幅に緩和され、すべての活動がかなり流動的になってまいりました。
5月には全日本合氣道演武大会が日本武道館で開催され、6月には江東区合気会、8月には浦和合気会がそれぞれ講習会、稽古会を開催しつい最近では4日前の11月19日に江東区合気会主催で演武会・講習会が催しされました。みなさん、活気にあふれ生々としておりました。本日のこの船橋での大会はそうした一連の流れの延長線上にあると私達は確信しております。
さて、今は亡くなりましたが山形県出身の劇作家でひょっこりひょうたん島の作者でもいらっしゃる井上ひさしさんが生前残した数多くの言葉の中に次のようなものがあります。
むずかしいものは やさしく やさしいものは 深く 深いものは 面白く
というものです、もう一度言います(復唱)今年度の道友会のテーマは「伝える」であります。このテーマを今世界で起きている戦争と平和の真っ只中でこのような観点から捉えなおしテーマを深めてまいりたいと私達は考えております。
本日の大会は道友会会員の演武から始まります。会員は文字通り頑張ります、続いて招待演武です。よろしくお願いいたします。
演武会終了後、若干の時間をいただき、記念撮影などを行います。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
そのあと第二部として、合気会本部道場師範遠藤征四郎師範の講習会が始まります。
私たちは襟を正し、目を凝らし、耳を澄ませて、一心に合気道を学ぶ覚悟であります。
どうぞ会場の皆さん、くれぐれも怪我の内容に気を引き締め、十分なリラックスの上に、むずかしい合気道を深められて、存分に楽しんでいただきたいと願っております。
これを持ちまして道友会の挨拶といたします。ありがとうございました。」