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倉敷講習会に参加しました 國枝

12/9-10に岡山県の玉島市民交流センター体育館の武道場で行われた倉敷合気道会主催の講習会に参加してきましたのでレポートします。
 
今回、初めての岡山県入りだったのですが、倉敷合気道会の皆様のきめ細かな気配りのおかげで安心して楽しむことができました。
 
関東の講習会ではなかなかお会いできない方、なかでも2019年の京都講習会でお世話になった合気道さざなみの方々とも4年ぶりに旧交を温めることができ、遠征ならではの楽しさがありました。
 
二日間の講習では、仏教曹洞宗の僧侶、良寛ゆかり圓通寺のお話から、禅にまつわる様々な言葉を紹介いただいたことが記憶に残っています。
 
師範の講習会でおなじみの以下キーワードについても指導いただき、組み相手と動きの中で禅問答のようにじっくりと考えながらその意味を確かめ合いました。
 
「観の目」(「見る」ではなく「観る」、ぼんやりと全体を見て、相手の動きの起こりをつかむ)
「間」(帯をもってつながった相手に影響を与えるための時間と適切な距離を理解する)、
「虚実」(気力の充実具合、意識の強弱などに応じた身体の遣い方をまなぶ)
「気結び」(手だけでなく、腕、肩、体全体を通して相手とつながり、一体となる)
 
日常から切り離された場所で普段の稽古以上に集中した時間を過ごせたように思います。
 
 
初日稽古後、宿泊ホテル宴会場で行われた懇親会では、倉敷の会員の方々による余興で舞と歌をみせていただきました。
佐久ではおなじみの歌謡曲「花の合氣道」を倉敷会員の方、遠藤師範の歌をお手本に全員で合唱し、心地のいい一体感を味わいました。宴会は二次会、三次会と夜遅くまで続きました。
 
二日目は宿泊ホテルの高層階レストランで朝食をいただいた後、初日と同じ武道場に向かいます。
初日の懇親会で緊張がほぐれて距離間が近くなったということか、柔らかな表情をされている方が多く、より一層有意義な稽古をすることができました。
 
稽古のあとは初日に紹介いただいた禅寺 圓通寺近隣の立派な国民宿舎で昼食をいただき、圓通寺に皆で足を運びました。
私たちの他に見学者はなく、静粛な空気の中で参拝し、梵鐘も撞かせていただきました。
 
余韻を味わいながら千葉に戻りましたが、とても良い講習会に参加でき 慌ただしい日常から気持ちを切り替えることができました。
倉敷合気会の田中ご夫妻をはじめ、お世話になった方々に感謝を申し上げます。
 
是非また稽古しましょう。よろしくお願いいたします。
 
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