夏の京都の暑さを知っている方なら、梅雨明け直後の7月に「そうだ、京都行こう。」とは思わないことでしょう。
ですが私は雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち、講習会に行きたい欲はある人間なので、今年も京都講習会に参加してきました。
簡単ですが感想を書かせていただきます。
初日の講習会は夕方からでしたので、今年は三十三間堂と養源院を観光してきました。
三十三間堂は予想以上にぎっちり並べられた仏像に圧倒され、養源院では生々しすぎる血天井に肝を冷やしました。
特に養源院の血天井は個人的におすすめです。
淀殿(豊臣家)が建てた寺院を、江(徳川家)が再建し、その天井には徳川家の武士が自刃した城の廊下を使っている という皮肉がすぎるお寺ですが、より詳しい背景を知ると印象が大きく変わります。
私の個人的な観光話は程々に、稽古にもちゃんと参加してきました。
初日は片手取りが中心の稽古で、腕を使おうとするのではなく、それ以外の間合いや体の向きを意識するということを度々おっしゃっていました。
2日目は後ろ両手首取り等の稽古でした。
相手が突き上げてきても動じないこと、腕を「ただ下ろす」こと、相手が起き上がってきたら対抗するのではなく緩めてからまた崩せば良いことなどをお話されていました。
後ろ両手取りを抜けた後、背筋をスッと伸ばした師範の姿がとても美しいと思いました。
稽古の終わりに、姿勢について「鼻先はへそと結び、耳は肩と同じ(位置)になるように、顎を引く」ということをお話されていて、猫背な私には耳の痛いお話でした。。。
2日間天候にも恵まれたおかげで、飲んだ水がそのまま汗で抜けているのでは?と思う程に暑い中での講習会でしたが、無事に最後まで参加できて良かったです。
ありがとうございました。また来年も楽しみにしています!
そして今週末は盛岡へ。そちらもよろしくお願いいたします。