合気道道友会メニュー

一人稽古      菅野

ども。
かんのです。
最近、諸々の事情で稽古できませんが、ひとりでできるもん。
何を?

その前に。
最近(というか、ここ何年もですが。)、よく考えていることがあります。
それは重心。
40歳超えて、自身の体について、骨格フレーム強度や筋肉量、反射神経、視力などが衰えました。
(特にひどいのが瞬発力、スタミナ、肺活量、心拍数上限ね。ちょっと走ると心臓痛い。)
32歳超えたあたりで、もうピークアウトした実感がありましたけど。

で、いわゆる筋力に頼る技法は使えなくなるんだろうねぇ。と諦めました。
となると使えるものは何だろう。
結論、体重。
この体重を自分の中や外に移動させることができれば、筋力の代わりになるんじゃね?
質量だし。地球上だし。中国拳法でいう大地の力かも。

すいません。
結論じゃないです。仮説です。
いや、結論なんて一生かけても出ねぇよ。
結論出せたら一流派起こして道場開けるわ。
おっと。
ま、PDCAサイクルは稽古でも有用ってことで。
考えること自体が稽古だしね。

そんなわけで、重心の移動を実感するには。
ゆっくり歩く。
ただ歩くのではなく、
立つ。
前に重心が移動する。
転ばないように足が出る。
のか、
立つ。
足を出す。
出した足に重心が移動していく。
歩く動作でも違うわけで。

その違いは何か?
重心の移動が先に行くのか後に行くのかってことでしょ。
まず自分の重心がどこにあってどこへ移したのかをイメージする。
それを連続させるので、こういう歩くができるのでは。

さらにこの歩くを連続させるには、一歩目と二歩目の境目を極小化させる必要がある。
そのためには、どうするのが無理がないのか?
踵が接地する際のロスを減らせないかとか。
股関節をうまく使えって言われたなぁとか。
骨盤の向き、膝の向きや開き具合も変えてみたりとか。

目線を変えて、重心移動が上下だとどうなる?
どうすれば移動させられる?
腹筋・腹圧・姿勢を色々変えてみる。
そのまま移動するには?
移動時の変化は?
上半身、腕や首、背骨、肺、横隔膜の使い方は?
逆に、動かなくても、姿勢は変えなくても、重心だけ動かせるか?

と、まぁ重心移動方法だけでも疑問は尽きないので、色々試行錯誤しながら生活してます。
なお、傍から見れば変な動作なので通報されないように気を付けて。

一応、自分がしたい動作としては、入り身。
前に避ける。
相手の射程範囲の外から相手の背後まで動けないかなって。

歩法(フットワーク)だけじゃなく運足(ポジショニング)も考えなきゃなぁ。
その他にも、継ぎ足とか送り足とか。
脱力とか。
先の先とか後の先とか。
勁とか力の伝達とか。
起こりの極小化とか。
ミスディレクションとか。
トラッピングとかディストラクションとか。
ガマクとかコツカケとか。
体得すべきことはまだまだたくさんあるし、疑問は尽きないわけで。

究極的には、合気とは何か?
いまだにわからないの。

自分の体って、自分が思うほどは理論的に動いてない。
どんな理論が最適なのかを考え、その理論に沿った動きができるのかを実践する。
その繰り返し。
言語化する必要はないけど、理解できないと再現性は無いし、それを技とは呼べないでしょ。

動画サイトも見てるよ。
合気道だけじゃなく、ジークンドーとか中国拳法のも。

船橋合気道道友会のTOPへ