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暴言を吐く川島です

先日私は、ある会員の方に『清水先生だけ見てりゃいいんだ!』と暴言を吐きました。それは、決して師範を見なくていいということではありません。習い方、稽古の仕方について最近の私の感じていることでした。
毎週水曜、土曜に当会で指導されている指導者の稽古内容や説明をどれくらい真摯にやってみよう、真似してみよう、体に感じ取ろうとしているでしょうか。そういう稽古の方法を意識しないで、月に1度来てくださる師範の何を真似しようと、感じ取ろうと出来るんだろうか?という疑問が沸いています。
最近師範は、もっと先のことを行いたいのに手前の段階からしか稽古を始められないのでは?と感じています。
私のような指導員や先輩があれやこれやと感じていることを吐き出しすぎて、きっと誰を見ていいんだかわからない。皆、言ってることが違う。と感じている会員も多いのではないかとも感じていますので冒頭のような発言を敢えてしてしまいます。(なんだ、自分が悪いだけか!)
私の行く師範門下の出稽古先では、私が何も言わないで体の向きを少し変えたりしてみるだけで化学反応のように相手の取りや、受けが変わってきます。敏感に指導者のやり方や説明に基づいて、稽古相手との感覚を研ぎ澄まそうとしているのが感じられます。
普段の稽古のあり方をどのように意識しているでしょうか。新しい会員が増えてきています。彼らは先輩の技の説明や言葉などではなく、先輩の背中を見て稽古のあり方を習っていきます。何年もやっている皆に(私自身を含めて)稽古に向かう姿勢を改めて問い直したいのです。この会で先生に頂いた段級位の価値は昔に比べて上がったでしょうか、下がったでしょうか。この会の価値やレベルは上がったでしょうか。一人一人の稽古に帰するものが、集団の価値につながることと思います。
当会主宰の演武会が11月に開かれます。これを機に、より一層皆の稽古が充実したものとなるよう鼓舞してゆきたいのです。

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