合気道道友会メニュー

第33回演武会 常野先生ご挨拶

会場の皆さん!
本日は大変お寒い中、船橋合氣道道友会、第33回演武会並びに遠藤師範船橋講習会に、ご参加いただき、厚く御礼申し上げます。

コロナウィルスの感染拡大によりまして、大会は二年間にわたり中止となっていたのですが、今年は会員一同の熱い思いと師範をはじめ、他団体のご支援によりまして、今日、ここに開催することができました。

私たち道友会の活動には、毎年「初心者体験会」なるものを企画し広く新会員に門戸を開いているのですが、本年度は9月4日と18日2日間開催しました。
そのために市内の掲示板に写真入りの大型ポスターを張り出し準備してきたのでありますが、その結果12名の参加者がありました。終了後には道友会に入会しその後の通常稽古にも足繁く参加しており本日の演武会にも何名か出場することになっています。

演武会私たちは一生懸命やります、どうかご高覧の程よろしくお願いいたします。

さて、先日は安土桃山時代以来の月食があり、皆さんもそのゆったりとした夜空の風情を楽しんだことと思いますが、しかしその一方では世界はコロナと戦争で全く先が見えない物情騒然たる激動の時代に入っています。

コロナ第8派が到来し騒がれております。コロナ禍はしかし全く無くならずしかもこれからもますます蔓延することでしょう。これに対し私たちは黙して語らず、ただただ基本の防御の所作を続けていくことだけであります。

また、インターネット、パソコン、さらにはスマホの普及で一気に情報万能の世の中になってきています。身体感覚を忘れた情報偏重の世界になってしまっているのです。

しかし、しかしであります。だからこそ今合気道の稽古なのである、と思うのです。合気道は体一つの動きです。合気道は優劣を競わない武道であり、そして争わない武道であります。自分のためだけでなく、他人のためにも生きていくという平和の思想が根本にあります。それを忘れずにこれからも合気道の稽古を続けて参りたいと思っております。

皆さんには、今日一日完全にリラックスしていただき、合気道の基本の動きを師範から学び、最後まで楽しんでいただきたいと考えております。本日はご参集いただきまして本当にありがとうございました。これをもちまして道友会の挨拶といたします。

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